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明治大学実験劇場

明治大学実験劇場

実験劇場とは

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                         僕たちがこの芝居において目指したのは
                         演劇空間の形式化でも伝統化でもない。
                        演劇空間そのものが持つライブ感の回復である。

                                                      1998年12月25日
                             文学部文学科演劇学専攻OB 実験劇場元局長 藤本直樹





※『実験劇場』とは※


『明治大学実験劇場』は、
明治大学文学部文学科演劇学専攻の実習団体として、
理論だけでなく演劇の実践を学ぶ機会を得る事を目的とし、
第6期演劇学専攻の学生によって設立されました。
その後四十年以上も続き、
その長い歴史と、
さまざまな場で活躍されている先輩達を誇り、
演劇学専攻の実習団体だからこその精力的な活動を続けてまいりました。
しかし時代は流れ、
少しづつ実験劇場が劇団として確立されてゆき、
同時に演劇学専攻との密接が少なくなってゆきました。
近年では、団員のほとんどが演劇学専攻外の学生という時期もあり、
その結果、演劇学専攻から独立した「サークル劇団」という形に再編成する運びとなりました。
そして、二年の仮公認サークル期間を経て、
本年度より、公認サークル『実験劇場』として発足することになりました。
形態は変化したものの、基本理念は一切変わっておりません。
私たちは、演劇に対する純粋な情熱の元に、
明治大学演劇学専攻における歴史と業績を誇り、
学生演劇活動の推進と発展を精力的に行っております。








2004年度新入生歓迎公演「熊野」の当日パンフレットに記載された、
前実験劇場局長、大前摩希子による文章。


唐十郎に代表される
40年もの歴史を保持する『明治大学実験劇場』は、
明治大学演劇学専攻の学生によって理論だけでなく
演劇の実践を学ぶ機会を得る目的として設立されました。
しかし実習団体『実験劇場』は本年度より新たに編成され
サークル団体『実験劇場』として発足することとなりました。
ある種の時間的経過が歴史という文化を摩耗させていくのは
自然の摂理であり、芸術という領域においては
致し方のない現実であるのだと思います。
しかしながら、私たちは演劇に対する純粋な情熱の元に、
学生演劇活動の推進と発展を伝達する使命を持って、
継承の義務を果たしていく役割を誇りに思います。
『実験劇場』は今後もこのような基本理念を掲げ、
人間精神における芸術学的演劇の実践と考察を通して、
表象行為の基礎である心理学的本質とその表象学を解明し、
学生時代における自己と社会のあり方を認識することを
本義としていきます、
その拠点である第一校舎地下一階013教室(注*現005教室)は、
わたしたち『実験劇場』にとって、
これらの信念を物質化した特別な活動空間であります。
わたしたちは今後もこの場所をわたしたちの存在理由の具現として、
年三回の実験劇場公演である、
新入生歓迎公演・本公演・新人公演を行っていく予定であります。
 『明治大学実験劇場』は、
特別な派閥を持つ組織でも、閉鎖的な集団でも、
偏執的な愛好会でもありません。
大学内外における、学生による学生のための基礎である
実験的演劇を行う学生演劇活動団体です。

                    実験劇場局長 大前摩希子


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